障害に気づいた時 5

発達障害

 新たな病院の診察では、30分くらいかけて息子の様子をよく見てくれました。
家族への問診の中で、
「声をかけても振り返ったりしないということでしたが、好きな音 例えば好きなテレビや物音に反応しますか?」
と聞かれ そう言われてみれば 音への反応は全くないことに気づきました。
自閉症かもしれないという思いが、難聴の可能性を気づかせなくさせていたようです。

その後 脳波 ABR(聴性脳幹反応) CT
等検査しました。

後日 検査結果を聞きに行きました。
医師の神妙な面持ちに、緊張したのを覚えています。
先生は落ち着いた優しい声で、
「まず脳波検査で 異常波がみられています、症状からみてもてんかんだと思います。また、聴力検査の結果ほとんど耳が聞こえてないかもしれません………」
今後 てんかんの治療を始めることや、
聴力の詳しい検査や 補聴器の話し
いろいろと話してくれたように思います。

私は、
「やっぱり…何かあるとは思った」
「何かやらなきゃ‼何をしたらいいの?」

そう思いました。
よく(なんで私の子が!ごめんね…)など感じる母親が多いですが、私の場合は 何か運命的なものを感じ 今突きつけられた現実から早くすすみたい!といった感じでした。
今思えば 現実逃避なのかもしれません

あまりに私が平然としていたので、
(心の中ではもちろんパニックでした😨)
医師やセンターの先生が、心配してくれた程でした。

家に帰り 旦那に報告すると、
「そうか…」と ぽろっと 涙をこぼしました。
その光景に胸が苦しくなりました。

これから先のことが、 とてもとても不安でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました