引っ越し前のブログでは、長男は小学生でしたが現在は特別支援学校高等部2年生になりました。聾学校中学部を卒業して、思い切って地元の特別支援学校に移ることにしました。
今の長男のコミュニケーション手段は主に口話です。長男は聾学校の時は主に手話で周りの人とコミュニケーションしていましたが、地元の特別支援学校に通うようになってから、手話や筆談では友達とうまく話しができないとわかり、突然に発音の練習を毎日やりだし以前とは比べものにならない程上手に発音できるようになりました!中学から始めた訪問発音リハのファイルを開き「発音がんばりまーす」とコツコツ練習していました。音声認識アプリを使って自分の発音を確かめたり、相手の反応を見ながら修正したのだと思います。まさかこんなに成長するとは思ってもみませんでした。
学校では手話が使えないというわけではありません。入学の時に相談をさせてもらい、手話の出来る先生を担任にしてもらったり、イベント時に手話通訳を派遣してもらうようにしてもらいました。また手話が難しい時など視覚的に情報保障してもらうように筆談や映像・字幕など本当にいろいろなサポートを受けています。学校の支援体制には本当に感謝しかないです!
そんな充実した支援の中ではありますが、お友達とコミュニケーションは聾学校時代とは全然違う状況でした。初めは手話や筆談で頑張っていたみたいですが、それが通用しないとわかってかなりストレスだったようです。「聾学校に帰りたい」と何度も訴えてきました。外国にいるようなものだもんな…と辛くなりましたが、見守ることにしました。すると急に発音頑張る!!と言い出してせっせと自分で努力し始めたのです。息子の頑張る姿に私も何度も励まされました。
前向きなその性格で今日もいろいろと頑張る長男です。障害をもろともせず突き進む姿に癒され、背中押される毎日です。
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